Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
Lesen Sie 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 335.908 Zeichen · 669 Bildschirme
「甚五衛門様、執事様、何をあなたはおっしゃいます! あなたのお言葉によりますと、この鳰鳥とその二人のマドリド司僧の遺児とかとが深い関係でもあるように聞こえて来るではござりませぬか! なんの私が恐ろしいそんな二人の曲者などを知っているわけがございましょう。いえいえ私は存じませぬ。私は決して存じませぬ。なんの私が知るものぞ! 知る訳がないではございませんか。それとも私が知っているという確かな証拠でもございますか? あったらお知らせくださいまし。どうでございます甚五衛門様!」
「誰も知らない髑髏盃の、在所を知っておられた事が何よりの証拠でございますよ」
「さっきからくどくも申している通り、それは腰元から聞きました」
「どうでもそのように申されるなら、そういう事にして置きましょうが、館の大事を軽々しくあなたに打ち明けたその腰元は、何という腰元でござるかな」
「それではあなたは腰元の名をここで明かせと仰せられますか?」
「いかにも打ち明けくださるよう」
「それは断じてなりませぬ!」
「何? 断じてなりませぬと?」
「いかにも断じてなりませぬ!」
「そりゃまた何故でございます?」