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Japanische Klassiker mit Furigana

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つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

Lesen Sie 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 335.908 Zeichen · 669 Bildschirme

Aozora Bunko

こう三太夫は云って置いて、それから鳰鳥へ囁いた。

「あなたの兄君御嶽冠者殿の、偉大さがお解りでございましょうな。諸国の有名な智者賢者、武将や謀将が集まって来ます」

これは単なる百地三太夫の、お世辞の言葉ではなかったのである。木曽の館を占領し、義明の領地を手に入れてからの、その後のことではあったけれど、御嶽冠者の聖雄ぶりを慕い、高名な人物が幕下となったり、また同盟を結んだりした。

第一に飛騨の山岳王、オースチン老師の主人であり、芳江姫の父である弾正太夫が、オースチン老師と芳江姫との、数回に渡る交渉のもとに、喜んで進んで御嶽冠者の、最も親しい同盟者となり、つづいて百地三太夫が、かつて住んでいた伊那の大領、伊那家が三太夫の進めのもとに、これまた喜んで御嶽冠者の、最も力強い同盟者となった。

さらに賊ながらも武士らしい武士、例の三左陣の三人は、右京次郎の周旋のもとに、傾城小銀や部下達と一緒に、御嶽冠者の幕下となった。

で御嶽冠者の勢力は恐ろしく強大になったのである。

その冠者や冠者一党の、指揮や勧誘や武力のもとに、夷ぎを受けた人達もあった。

洞院左膳もその一人で、この人物は御嶽冠者が、木曽の館を占領した時、反抗して戦って討って取られた。