일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むすめえんじゅつし

娘煙術師

国枝 史郎

国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면

아오조라 문고

その兵馬の心持ちといえば、山県の一族は自分にとって、主義の敵であり父の仇であり、片眼を潰された怨みから、自分自身の仇でもあって、なぶり殺しにしてやらなければ、心の晴れない怨敵であった。その一人の怨敵小次郎が、眼の前に地上に転がっている。

「うむ、うむ、うむ、有難いぞ! 一太刀切って自由を奪って、その後でさんざんになぶってやろう。耳を剃り落とし眼をクリ抜き、鼻をえぐり取り指を折り、綺麗な艶々しい前髪を、一本一本むしり取ってやろう」

感情が極度に昂奮すると、人間は物がいえなくなる。むしろ能弁家で、毒舌家で人をさいなむ場合にも、喋舌りまくる兵馬ではあったけれど、感情が極度に昂奮していた。で、石のように黙ったままで、左へ転がれば左のほうへ、右へ転がれば右のほうへ、小次郎の体の転んで行くほうへ、鉾子を角立てて差し向けて、ジリリ……ジリリ……と刻み足で進んだ。

で、この二人のたたずまいは、凄惨なものといわなければなるまい。しかるにそういう二人から、三間あまりへだたった、家の影の濃い道の上に、寂然としてたたずんで、その二人の凄惨なたたずまいを、見守っている一人の武士があった。