일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むすめえんじゅつし

娘煙術師

国枝 史郎

国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면

아오조라 문고

彷徨う紋也

数間の先にあるのであったが、衰弱をしている紋也には、そこまでたどるのがたいていでなかった。

例によって刀を鞘ぐるみ突いて、それを唯一の杖として、よろめく足を踏みしめ踏みしめ、この廊下にも置いてある、網行燈のかたわらを過ぎ、過ぎる時繃帯した右の足首の、白い繃帯を赤黄色く染め、刀の鞘を水に濡らしたように、テラテラと艶々しく光らせて、わずかにするようにして進むのであった。

これほど宏大な屋敷であるのに今歩いて来た廊下にも、今歩いている廊下にも、廊下の左右の部屋部屋にも、人の姿の見えないのは――人のいる気勢のしないのは、いったいどうしたことなのであろう? 屋敷中の人が出払って、一つの部屋に集まって、老人の講義を聞いているのであろうか? が廊下を通る者のないのはその者にとって幸いであり紋也にとっても幸いであった。誰かが廊下を歩いて来て紋也の姿を見かけたならば、必ずや誰何するであろう。と、紋也は気が立っている。一刀に切って捨てるかもしれない。ただちに血の雨が降らされる。屋敷中の人々が現われ出て紋也を取りこめて惨殺するかもしれない。

しかし人は通らなかった。で、今はひそやかであった。