후리가나로 읽는 일본 고전
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むすめえんじゅつし
娘煙術師
国枝 史郎
国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면
お粂の体を
「なんなら証拠をあげてもよい」
「承りたいものにござります」
「懐中物を女の掏摸めに、すられたほどのうつけ者だよ、善人といってもよいではないか。……しかも大切な懐中物だった」
「巻き奉書のことでござりますか」
「うむ、両国の広小路ですられた」
「すりましたはお粂という女掏摸とのことで」
「うむ、松吉が話してくれたよ」
「女煙術使いでもありますそうで」
「うむ、松吉が話してくれたよ」
「例の老人の一味の由で」
「それも松吉が話してくれたよ」
「が、ご前にはお粂と申す女の、誠の素性につきましては、ご存知ないように存ぜられますが」兵馬はそれを知っているようであった。
お粂の体を
自分はそれを知っていると、そういったような自信のある語調で、
「が、ご前にはお粂と申す女の、誠の素性につきましては、ご存知ないように存ぜられますが」と、兵馬が美作にいったのに答えて、
「京師方の女に相違ないと、松吉が話してくれたによって、それだけは俺も知ってはいるが、その他のことは何も知らぬよ。松吉にも詮索が届いていないらしい」こういって美作は兵馬のほうを見た。「お前は素性を知っているのかな?」
すると兵馬は覆面した顔を、上下へ二、三度上げ下げして「さよう」