후리가나로 읽는 일본 고전
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むすめえんじゅつし
娘煙術師
国枝 史郎
国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면
恐ろしい惑星
「は、私の姓名は……」
「おいい、これ、何というな?」
どうしたものかそれに応じて、浪人は宣ろうとはしなかった。足もとをみつめて黙っている。しかし心ではいっているのであった。「名を宣ることはいやなのだ。俺の本名を聞いたが最後、たいがいの武士は俺に対して、憎むか嘲るかするのだからな」
で、宣ろうとはしなかった。そういう浪人の困惑した態度を、相手の武士は訝しそうに、しばらくの間見守っていたが、にわかに笑声をほころばせた。
「やはり恐れているようだの。俺を恐れているようだの。では俺から宣るとしよう」
恐ろしい惑星
では俺から宣ることにしよう。――大名のような貫禄のある武士は、さも無造作にこういったが、すぐに無造作に名を宣った。
「俺は北条美作だよ」
しかし無造作には宣ったけれども、その北条美作という名は、恐ろしい姓名だと思われる。
というのはそれを聞いた浪人が、まるで雷にでも打たれたかのように、おかしいほどにも飛び上がって、そうして背後へ引き下がったが、すぐに土下座をしたからである。
「北条の殿様でござりましたか、さようなこととは少しも存ぜず、まことにご無礼をいたしました。