후리가나로 읽는 일본 고전
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むすめえんじゅつし
娘煙術師
国枝 史郎
国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면
太陽を掲げる人々
そのうちに老人が出て来ましたので、私は恐る恐るお訊ねいたしました。『あなた様はどなた様でございますか?』と。
太陽を掲げる人々
するとその老人が申されました『わしは天龍道人だよ』と。
――で私はまた訊きました。
『ここはどこなのでございますか?』と。
すると老人は申されました。
『ああここは京丸だよ』と。
それから私は京丸から出て、ようやく家へ帰りましたが、もう一度行って見ようなどとは、夢にも思っておりません。こうなんともいえないような、強い力が一方にあって、そうして一方には仙境じみた、尊気の力があるのですから、ちょっと私などには寄りつきかねます」
天龍道人だと称した老人が例の老儒者であろうなら、その老儒者は宝暦事件の立て者、垂加流の神道の祖述者であり、兵法学者であり、勤王家であった竹内式部その人だと、こう想像してよさそうである。
何ゆえかというに信濃の人々は「竹内式部先生は、奇跡的に三宅島からのがれ出て、天龍河畔に隠せいして、みずから天龍道人と称して、晩年を平和に送った」と、今日も固く信じており、証拠もある点まで挙げているのであるから。
老儒者は竹内式部としても、決して平和に平凡に、京丸へ隠せいしたのではなくて、一方ではぼたんの花を養い、「自然」