일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むすめえんじゅつし

娘煙術師

国枝 史郎

国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면

아오조라 문고

せめてもの介抱

あなたこそお休みくださりませ」「いえ」と鈴江は押し返した。「妾は疲労れてもおりませねば、怪我をいたしてもおりませぬ。それだのにあなた様はお疲労れでもあれば、お怪我もいたしておられますことゆえどうぞお休みくださりませ。兄は大丈夫でございます。妾が看護ることに致しましょう」

しかしお粂はどういわれても、この部屋から出ようとはしなかった。そうして紋也の介抱を、ほかの人にまかせようとしなかった。

お粂にとって山県紋也は、何物にも変えられない恋人であった。その恋人と難を受けて、その恋人と共に戦い、そうして共に怪我を受け、しかも恋人はそれがために、意識を失っているのであった。怪我をしたということと意識を失っているということとは、お粂には悲しくはあったけれども、そのためにこうやってその恋人を、自分で介抱をすることができる。――ということは喜びであった。自分も幾箇所か怪我をしている。しかしそれとても恋人と一緒に、受けたところの怪我であると、こう思えば苦痛にも感じなかった。

自分が介抱に堪えられないほどにも深傷を負っているのであったらほかならぬ恋人の妹である、鈴江に恋人の介抱を、こだわらずに依頼するであろう。