후리가나로 읽는 일본 고전
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むすめえんじゅつし
娘煙術師
国枝 史郎
国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면
三組の道中
で、二人は歩いて行った。
三組の道中
北条美作の心持ちが変わっておだやかな態度となって以来、桃ノ井兵馬は出入りを止められ、またも浪人の身の上となり、妻の君江にさえ逃げられて、江戸に住むことが苦痛となった。
矢柄源兵衛も同じであった。青地清左衛門を箱根の山中で討ち取ったあげくに巻き奉書を奪い、北条美作へもたらせるや、北条美作に愛せられ、美作から京都の所司代の、阿部伊予守へ懇望して、源兵衛を番士の籍から抜かせ、自分の家臣へ加えたが、美作の心が変わるとともに、源兵衛は冷遇されるようになった。
で、源兵衛は浪人した。
浪人はしたが食うことができない。
そこで食えない兵馬をかたらい、切り取りなどを行なったが、いよいよますます食えなくなった。
そこで二人はこう考えた。「京都へ行ってよい運をつかもう」――で、旅をして来たのであった。
しかるに掛川まで来た時であったが、意外な人間を発見した。旅よそおいをした一人の娘が、旅よそおいをした若い男を、供のようにして引き連れて、街道をたどって行くのである。二人ながら編がさをかぶっているので、顔を見る事はできなかったが、姿や物腰で知ることができた。