일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면

아오조라 문고

ですから、その折には、関羽がお供いたして、かならずご一同さまと皇叔とを、ご対面おさせ申しましょうほどに、じっと、それまでは、敵地でのご辛抱をおねがい申しあげまする」

彼の至誠に、二夫人は、

「よいように……ただそちのみを、頼みに思いますぞ」

と、涙にくれていうばかりだった。

関羽はやがて、残兵十騎ばかりを従えて、悠々と、曹操の陣門を訪れた。

曹操は、自身轅門まで出て、彼を迎えた。

あまりの破格に、関羽があわてて地に拝伏すると、曹操もまた、礼を施した。

関羽は、いつまでも地から起たず、

「それではご挨拶のいたしようがありません」と、いった。

「将軍、なにを窮するのか」

曹操が、気色うるわしく訊ねると、

「すでに、この関羽は、あなたから不殺の恩をうけました。なんで慇懃なご答礼をうけられましょう」

「将軍に害を加えなかったのは将軍の純忠によることです。また相互の礼は予は漢の臣、おん身も漢の臣、官位はちがってもその志操に対する礼である。ご謙譲には及ばんことだ。いざ予の帷幕へ来給え」

曹操は、先に大歩して、案内に立つ。

通ってみるとすでに一堂には花卓玉盞をととのえて盛宴の支度ができている。