일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むすめえんじゅつし

娘煙術師

国枝 史郎

国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면

아오조라 문고

怪異連続

――と、数人の足音がした。

怪異連続

塀の切り戸から転がし出された、若い男の死骸なるものを、山県紋也が小腰をかがめて、調べてみようとした時に、数人の足音が聞こえて来た。家とは反対の方角から、家のほうへ近寄って来るのである。で、紋也はそっちを見た。空地に月光が充ちていたが、その月光を黒く抜いて、これも覆面しているらしい、五、六人の武士が一団となって、群像のように小走って来る。

「下手人に見られては迷惑である。どこかへ姿を隠してやろう」

――で、紋也は四辺を見た。と手近の一所に、五、六本の杉の木が立っていて、影を地上へ落としていた。

「あそこへ隠れてようすを見よう」――で、すばやく木蔭へはいって、覆面の武士たちを眺めやった。

一瞥しただけであったけれど、切り戸から地上へ転がし出された、若い男の死骸が異様なものであったことが、紋也の眼には焼きついていた。年は二十五、六でもあろうか、大店の商人の伜めいた、美貌で痩せがたの男であった。襟をひろげて、裾を乱して、そこから清らかな胸や脛を、痛々しそうに現わしていた。しかるにどうにも異様なのは、顔の表情に苦痛らしいものが、少しもなかったことであった。