후리가나로 읽는 일본 고전
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むすめえんじゅつし
娘煙術師
国枝 史郎
国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면
殿の息女
寝所を調えている男がある。とりわけ大きな天幕の中で! ……ご覧よご覧よ女王様が寝たから! 裸体の男が捲いている逞しい腕で捲いている。……でもその男は追い出された。別の裸体の男が来た。乳房が男の胸を受けた。でもこの男も追い出された。別の裸体の男が来た。やがては追い出されることだろう。でも今は女王様に抱かれている。……沼では水牛が水を飲み、林では猿猴が眠っている。そうして荒野の洞窟では、魔女が十三の髑髏を並べて、人の生命を占っている……また女王様は別の男を召された」――夢のようなことをいい出したからである。
殿の息女
「その女王様が妾なのだよ」気絶したらしい小次郎の身体の、肩のあたりへ腕を捲いて、小次郎の片頬へ自分の片頬を、重たそうにのせた姫君姿の女は、駕籠から半身を外へ現わし、守護の老女たちと武士たちとに、周囲をグルリと厳重に守らせ、その向こうに立っている美作などは、眼中にないというように、視線をさえも送ろうとはせず例の他界的の響きを持った、あこがれるような声でいいつづけた。
「その女王様が妾なのだよ。……妾はいろいろの男を知っている。あの男は町人の伜だったが、鞣した皮のように滑らかだったよ。