후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면
「卑怯っ」
逃ぐるを追って、梁紀の背へ迫ってゆくと、横あいから、
「呂布、待て」と、敵の大将李豊、捨身に槍をしごいて、突ッかけてくる。
同時に、四沢の岩石が一度になだれ落ちてくるかのように、袁術の旗下や部下のおびただしい人馬が駆け寄せ、
「呂布を討て」と、喚き合った。
「虎は罠にかかったぞ」
袁術も、山を降りて、味方のうしろから督戦に努め、
「呂布の首も、今こそ、わが手の物」と、小気味よげに、指揮をつづけていた。
ところへ、昨夜、内部から裏切って、前線の味方を攪乱した韓暹、楊奉の二部隊が、突然、間道を縫って、谷あいの一方にあらわれ、袁術の中軍を側面から衝いた。そのため、
――もう一息!
と、いうところで、呂布を討ちもらしたばかりか、形勢は逆転して、呂布と裏切者のために、袁術は追いまくられ、峰越えに高原の道二里あまりを、命からがら逃げのびてきた。
すると、またも。
高原の彼方に、一朶の雲かと見えたのが、近づくに従って、一の軍馬と化し、敵か味方かと怪しみ見ているいとまもなく、その中から馳けあらわれた一人の大将は漆艶のように光る真っ黒な駿馬にうちまたがり、手に八十二斤の大青龍刀をひっさげ、袁術のまえに立ちふさがって、