일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면

아오조라 문고

そう気がついて、つぶさに見直すと、そこ一尺ほどは縫い目の糸も新しい。――さては、と董承の胸は大きく波うった。

彼は小刀を取出して、玉帯の縫い目を切りひらいた。果たして、白絖に血をもって認めた密詔があらわれた。

董承は、火をきって、敬礼をほどこし、わななく手に読み下した。

朕聞ク。

人倫ノ大ナルハ、父子ヲ先トシ、尊卑ノコトナルハ、君臣ヲ重シトスト。

近者。――曹賊出テヨリ閣門濫叨シ、輔佐ノ実ナク、私党結連、朝綱タチマチ敗壊ス。

勅賞封罰ミナ朕ガ胸ニアラズ。

夙夜、憂思シテ恐ル、将ニ天下危ウカラントスルヲ。

卿ハスナワチ国ノ元老、朕ガ至親タリ。高祖ガ建業ノ艱ヲオモイ、忠義ノ烈士ヲ糾合シ、姦党ヲ滅シ、社稷ノ暴ヲ未萌ニ除キ、以テ祖宗ノ治業大仁ヲ万世ニ完カラシメヨ。

愴惶、指ヲ破ッテ詔ヲ書キ、卿ニ付ス。再四慎ンデコレニ負クコトアルナカレ。

建安四年春三月詔

「…………」

涙は滂沱と血書にこぼれ落ちた。董承は俯し拝んだまましばし面もあげ得なかった。

「かほどまでに。……何たる、おいたわしいお気づかいぞ」

同時に、彼はかたく誓った。この老骨を、さほどまでたのみに思し召すからには、何で怯もうと、何で、余命を惜しもうと。