일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むすめえんじゅつし

娘煙術師

国枝 史郎

国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면

아오조라 문고

捨て石の上へ穏やかに、膝を揃えて腰をかけて、そのふっくりとした、膝の上へ、靨の見えている両手を重ねて、つつましやかではあるが無邪気な言葉で、こう娘はいい継いだが、嘉門の一人子お菊であった。

「お能の面というものは、まことによろしいものでござりますよ。しかし私はあなたとは反対に、生成や泥眼や近江女などの面に、心を引かれるのでござりますよ。特に私には重荷悪尉の面が、好もしく思われるのでござりますよ」

お菊と向かい合って捨て石の上へ、こごみ加減に腰をかけて、お菊の顔に見入りながら、少し性急にこういったのは、袴姿の武士であったが、ほかならぬ北条左内であった。眼の中に一抹の悶えがある。

と、お菊は首を傾げるようにしたが、「あのように恐ろしい重荷悪尉の面が、なぜにあなたにはお気に召しますことやら」ここでいくらか口ごもったが、「妾にはただただあの面は、醜く凄くいやらしいものに、思われるだけでござりますよ」

「では」と左内はそれを聞くと、眼の中の一抹の悶えの色を、濃くするようにまばたきをしたが、「それではきっとお菊殿には、この私の顔などをも、醜く凄くいやらしいものに、お思いなさるでござりましょうな?」