후리가나로 읽는 일본 고전
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むすめえんじゅつし
娘煙術師
国枝 史郎
国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면
親子の血統は争われないで、お菊の容貌は嘉門と似ていた。が男女の相違からでもあろう、嘉門の顔は「中将」の面に、よく似通っていたけれどお菊の顔はいっそう優しくて、「小面」の面に似通っていた。すなわち眼つきは半弓型で、上瞼が波形をなしていた。しかし下瞼は弛みのない、ピンと張り切った一文字で、心持ち眼尻が上がっているかしら? が権高には見えなかった。額の付け根から盛り上がっている鼻は、高くて肉太で高尚であって、いささか小鼻が根張ってはいたが、それがかえって富貴にさえ見えた。口はきわめて小さくて小鼻と口もととが平行している。で唇をとざしている時には、冥想的に見え意思強く見え、ポッと開けて前歯を見せている時には、処女的の無邪気さといいたげのものが、口のあたりに漂っていた。顔の輪郭は瓜実型で、頬骨などはないのかもしれないと、そう思われるほどにも頬の肉が、なだらかな線を引いてもいた。眉毛は父に似ていて太かったが、剃り込もうとさえしていない。「小面」の形と異う点は、わずかに※(「臣+頁」、第4水準2-92-25)の一ヵ所でもあろうか、「小面」の※(「臣+頁」、第4水準2-92-25)は長いのであったが、お菊の頤は円であった。