일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むすめえんじゅつし

娘煙術師

国枝 史郎

国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면

아오조라 문고

巨大な箒木のそれのように、建物の屋根をぬきんでて、空を摩している形があったが、薬研堀不動の森の木であった。その森の木から北東の一帯に、両国の盛り場はあるのであったが、水戸様石置き場の空屋敷も、そこの付近になくてはならない。で、もし石置き場の空屋敷が、焼き討ちにかかったとしたならば、その辺の空がいったいに、深紅に染められなければならなかった。まだ焼き討ちは行なわれないのであろう。その辺の空は月の光で同じ真珠色にぼかされていた。

ふと止めた足をまた運んで、北条美作が歩き出したので、これも同じように足を止めていた桃ノ井兵馬も歩き出した。肩を並べて先へ進む。

「お粂という女の一身については、いっさいをお前へまかせることにするが、あの女にすられた巻き奉書だけは、どうともしてこちらへ取り返さなければならぬ」こういった美作の声の中には、断乎とした決心がこもっていた。

「取り返すことには致しまするが、その巻き奉書にはどのようなことが、記されてあるのでござりましょうか?」ぜひに聞きたいというように、兵馬は好奇心と熱心とで訊ねて、美作の顔をすかして見た。

巻き奉書と秘密文書