일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むすめえんじゅつし

娘煙術師

国枝 史郎

国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면

아오조라 문고

と嗄れた声が聞こえた。「…………」――で、嘉門はギョッとして、声の来たほうを振り返って見た。小広い前庭の奥にあたって、この家の玄関が立っていたが、今まで閉ざされていた玄関の戸が、一方へ細くあけられていて、その隙から手燭を携えた緑色の被衣をかずいた女の、物の化じみた姿が見えた。砂金色をした手燭の光が、被衣の中に納まっている女の顔へあたっていたので、女の顔は鮮やかに見えたが、醜い老女の顔であった。「あッ」と嘉門は声を上げた。空家だと思っていた家の中から、そのような大奥の老女めいた女が現われて来たのであるから、驚いて声をあげたのである。

「誰じゃ※(感嘆符疑問符、1-8-78)」と老女はまた声をかけた。と、背後を振り返った。「方々どうやら賊のようでござる!」

「あッ」と嘉門はまた声を上げた。手燭をかかげている老女の背後に、同じように緑色の被衣をかぶった、幾人かの老女がいるばかりでなく、緑色の小袖をまとっている若い美男らしい侍が、幾人かいて戸の隙間から、こなたをのぞいたからであった。

ダ、ダダ、ダ、ダーッと烈しい音がした。嘉門が塀の上から往来の上へ、転落をした音であった。