일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むすめえんじゅつし

娘煙術師

国枝 史郎

国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면

아오조라 문고

しかし鈴江には躊躇された。

「小気味の悪い行列だったよ。その行列がはいり込んだのだよ。小気味の悪い事件などが、あの家の中で起こっているかもしれない。忍び込むのは妾にはいやだ」

後へ引っ返して彷徨った。で、月光が正面を照らして、今はかえって細めている愁を持った眼のあたりを、睫毛の見えるまでに明るめた。「でも」と鈴江はさらに思った。「そういう小気味の悪い行列が、事実あの家へ小次郎を連れて、はいり込んだのだとあってみればそれこそ打ち捨てておかれない」で、鈴江は引っ返した。

「探すあてのない小次郎なのだよ。少しでも小次郎に似通っている、そういう武士が手近の家に連れ込まれているとあるからには、何を差しおいても探さなければならない」ここに鈴江の考えがのびた。

「とはいえあの時の若衆武士は、死骸そっくりのようすをしていたよ。あれが小次郎であったならば? 小次郎の死骸であったならば?」

ふとこの一事に思いが到って、鈴江は肌に粟を生じた。

持っていた小次郎の片袖と美作の印籠とを夢中のように懐中へ押し入れると褄を取り上げ、建物の一面に添いながら、鈴江は表門のほうへ走り出した。