후리가나로 읽는 일본 고전
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むすめえんじゅつし
娘煙術師
国枝 史郎
国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면
「公卿方は賢明にはおわしますが、武力も金力もお持ちでない。再度ご計画なされようとも、成功なされる気づかいはない。それに」
と老儒者は紋也を見た。
「公卿方の間にも党派があって、結束がおぼつかなく思われるからでもあるよ」
「党派などおありでござりましょうか?」
「そなたは確か正親町卿から、お心を受けて江戸へ出て、志士を募っておられたはずだが?」
「仰せ通りにござります」
「それが党派のある証拠だ。徳大寺卿と正親町卿とが、別々に企てておられるではないか」
「胸に落ちましてござります」
「俺はな」と老儒者は意味深くいった。「島をのがれて江戸へはいって以来、武力と金力の充実ている、大名衆へ眼をつけて、ひたすら思想を吹き込んだものだ」
「薩、長、土、肥に水戸、佐賀、越前※(感嘆符疑問符、1-8-78)」
「さよう」と老儒者はうなずいて見せた。「彼らはそれぞれ立つであろう」ここで老儒者はお粂にいった。「くもるとも何か怨みん月今宵晴れを待つべき身にしあらねば……そなたのお父上の藤井右門殿の、この悲壮な辞世の和歌が、間もなく世人に崇められて、うたわれるようになりましょうよ」
「…………」