轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

あかくら

中谷宇吉郎集 第一巻

中谷 宇吉郎

中谷宇吉郎『中谷宇吉郎集 第一巻』。同一底本的分册已合并为一书。收入:赤倉、英国日食班の印象、寒月の「首縊りの力学」その他、球皮事件、「光線の圧力」の話、御殿の生活、雑魚図譜、雑記、霜柱と白粉の話、十二花の雪、スポーツの科学、先生を囲る話、「先生を囲る話」について、続先生を囲る話、寅彦夏話、冬彦夜話、文化史上の寺田寅彦先生、雪の化石1、雪の話、リチャードソン。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 107,056 字 · 223 页

青空文庫

先生が晩年書かれた「生命と割れ目」や「藤の実の研究」などの論文の題目だけ聞いておられる一部の読者は、先生は今のいわゆる「正統派」の物理学、すなわち相対論や原子論の方面には全く興味を持たれなかったかのように思われるかも知れないが、実は決してそうではなかった。相対論のやかましかった頃は、「大学に籍がある以上は一通りは知っておらねばね」といいながら、難しいラウエの本を読んでおられた。先生の「アインシュタインの側面観」には、理論の内容のことはちっとも書かれていないが、その当時、我が国で相対論を十分理解しておられた少数の先生方の一人であったのである。その後原子論が物理学界の主潮となってからは、先生はゾムマーフェルドの千頁に近いあの大著を読みながら、「一回ざっと読んで今二回目を半分ばかり読んでいる。なかなか面白いよ」といっておられた。そして理研のF君の帯スペクトルの講義を喜んで聞いておられた。先生が「電子と割れ目の類似」を書かれるにはちゃんと準備がしてあったのである。

二、三年前のこと、割れ目の研究の生物学上における意義を論ぜられていた頃、理研の部屋へ伺った時には、机の上に細胞学の部厚な洋書が四冊ばかり載っていた。