轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
「神戸新聞」神戸新聞社、1958(昭和33)年1月9日~9月14日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 257,350 字 · 507 页
た。
第一にはアール(R)音をゼット(Z)音に発音するのがある。「アル」というのを「アズ」という。これがいちばんひろい区域に行われ、いわば宮古のいちばん中堅になっている文化層の言葉である。
第二によく調べてみないと判らないが、狭い区域でアール(R)の代りにエル(L)を用いている所がある。
第三は普通に沖縄あたりで使っているようなドロップ(落音)するだけで、内地に近いものがある。
この三つの入り交りがどうして出来たか。それからその共存がどういう風に出来たか。この点にネフスキーは大変興味を覚えて、二度も三度も宮古島ばかりへ行き、大変辛苦してノートをとったのである。このことはよほど耳のよい人でないとじつは分らないのであって、ネフスキーはそれが出来たのである。おかしなことに、耳が少し遠くていながら聞きわけ、そして仕分けが非常に上手であるという特徴をもっていた。
このノートが埋もれたままになるのは、いかにも惜しいので、私はその長谷川という持主の作った目録のことを、京都大学と大阪外語に手紙でしらせ、この宮古島の部分を何とか買取って、利用の方法を講じてはどうかと相談した。