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げんだいやくろんご

現代訳論語

下村 湖人

線上閱讀下村 湖人《現代訳論語(げんだいやくろんご)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 127,327 字 · 256 頁

青空文庫

一六(八二)

一七(八三)

一八(八四)

一九(八五)

すると、ほかの門人たちが曾先生にたずねた。――

「今のは何のことでしょう。」

曾先生は答えていわれた。――

「先生の道は忠恕の一語につきるのです。」

○ 參==曾子(そうし)の名。

○ 忠恕==忠は自分の真心に訴えること、恕は自分の心を他におし及ぼすことで、真心からの同情による愛の実践という意。仁というに近い。

一六(八二)

先師がいわれた。――

「君子は万事を道義に照らして会得するが、小人は万事を利害から割出して会得する。」

一七(八三)

先師がいわれた。――

「賢者を見たら、自分もそうありたいと思うがいいし、不賢者を見たら、自分はどうだろうかと内省するがいい。」

一八(八四)

先師がいわれた。

「父母に仕えて、その悪を默過するのは子の道ではない。言葉を和らげてそれを諌めるがいい。もし父母がきかなかったら、一層敬愛の誠をつくして、根気よく諌めることだ。苦しいこともあるだろうが、決して親を怨んではならない。」

○ 幾諌(原文)==幾は微に同じ。角立たぬように柔らかに諌める意。

一九(八五)

先師がいわれた。――

「父母の存命中は、遠い旅行などはあまりしないがいい。やむを得ず旅行する場合は行先を明らかにしておくべきだ。