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げんだいやくろんご
現代訳論語
下村 湖人
線上閱讀下村 湖人《現代訳論語(げんだいやくろんご)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 127,327 字 · 256 頁
八(四六八)
「あくまでも志を曲げず、身を辱かしめなかったのは、伯夷と叔斉であろう。」
柳下恵と少連とについては、つぎのようにいわれた。――
「志をまげ、身を辱しめて仕えたこともあったが、いうことはあくまでも人倫の道にかなっていたし、行動にも筋道が立っていた。二人はその点だけで、十分立派だ。」
虞仲と夷逸については、つぎのようにいわれた。――
「隠遁して無遠慮な放言ばかりしていたが、しかし一身を守ることは清かったし、世を捨てたのは時宜に適した道だったと言えるだろう。」
先師は、それにつけ加えて更にいわれた。――
「私は、しかし、こうした人たちとはちがう。私は、はじめから隠遁がいいとかわるいとかを決めてかかるような、片意地な態度には出たくないのだ。」
○ 列挙された人々のうち、伯夷・叔斉(一六一章參照)柳下恵(三九二章參照)以外の人々は、どんな人か詳らかでない。
○ 朱張についての孔子の評言がないのは、多分脱落したのであろう。
○ 孔子の最後の言葉、原文の(無可無不可)は、「可もなし不可もなし」と読まれ、今では普通に「平凡だ」という意味に使われている。しかし、本来は、訳文のような意味に解するのが通説になつている。