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げんだいやくろんご
現代訳論語
下村 湖人
線上閱讀下村 湖人《現代訳論語(げんだいやくろんご)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 127,327 字 · 256 頁
四(四三八)
四(四三八)
先師が武城に行かれた時、町の家々から弦歌の声がきこえていた。先師はにこにこしながらいわれた。――
「※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)を料理するのに、牛刀を使う必要もないだろうにな。」
武城は門人子游がその代官をつとめ、礼楽を盛んにして人民を善導し、治績をあげていた小さな町であった。
で、子游は先師にそういわれると、けげんそうな顔をしていった。――
「以前私は、先生に、上に立つ者が道を学ぶとよく人を愛し、民衆が道を学ぶとよく治まる、とうけたまわりましたが……」
すると、先師は、お伴をしていたほかの門人たちをかえりみて、いわれた。――
「今、偃がいったことはほんとうだ。私のさっきいったのは、じょうだんだよ。」
○ 武城==魯の邑名。
○ 偃==子游の名。
○ 弦歌==絃歌。孔子の耳に入つたのは、いい音楽だつたので、子游が正しい礼楽を以て民を導いているのを知つたのである。
○ 「※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)を割くに牛刀を以てす」は有名な言葉だ。
○ 孔子はこんなシヤレをいつて「子游ほど有能な人が、こんな小さな町を治めているのは、惜しい」