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げんだいやくろんご

現代訳論語

下村 湖人

線上閱讀下村 湖人《現代訳論語(げんだいやくろんご)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 127,327 字 · 256 頁

青空文庫

四三(三七五)

――

「ふふうむ。ちょっと意味ありげな磬のうちかただな。」

しばらくして、彼はまたいった。――

「だが、品がない。執念深い音だ。やっぱりまだ未練があるらしいな。認めてもらえなけりゃあ、ひっこむだけのことだのに。」

それから彼は歌をうたい出した。

「わしに添いたきゃ、渡っておじゃれ、

水が深かけりゃ腰までぬれて、

浅けりゃ、ちょいと小褄をとって。

ほれなきゃ、そなたの気のままよ。」

それをきいていた門人の一人が、先師にそのことを話すと、先師はいわれた。――

「思いきりのいい男だ。だが、思いきってよければ、何もむずかしいことはない。大事なのは、一身を清くすることではなくて、天下と共に清くなることなのだ。」

○ 磬==石の楽器、矩形の石をつるしたもの。

○ 歌の原文「深則※(「厂+萬」、第3水準1-14-84)、浅則掲」は詩経にある。歌の中二句がそれにあたる。前後の二句は訳者で補足した。

○ 門前を通りがかつた男は、やはり老荘的隱士であろう。

四三(三七五)

子張がいった。

「書経に、高宗は服喪中の三年間口をきかなかった、とありますが、どういう意味でございましょうか。」

先師がこたえられた。