Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate
と、話の主人公右京次郎が現われた。
「さて皆さん、お聞きください」
彼は突然云い出した。
人足どもはバラバラと彼の周囲へ集まって行った。
「さて皆さん、不幸にして、我々が最初に企てた、第一回の冒険は、とうとう失敗に終りました。しかし我々は生きています。そうして体も健康です。ですから我々はこれにめげず、第二回目の冒険を、試みなければなりません」
「賛成賛成!」と云う者がある。
「どうぞよろしく願います」と、こう叫ぶ者もあった。
「さて、つくづく考えて見ますと、第一回の冒険のその失敗の原因は、第一人数が少なかったこと、第二に準備の不足であったことに、帰納されるように思われます。そこで……」
と、角太郎の右京次郎は声を一段張り上げたが、
「そこで我々はこの点に鑑み、第二回目の冒険においては、何より人数を多く集め、一層準備を完全にしたいとこのように思うのでございます……」
「ごもっとも」と云う者がある。
「どうして多人数を集めます?」こう訊ねる者もあった。
すると右京次郎は自信あり気に、
「さよう、多人数を集めるのは困難の仕事でありまして、どうして集めるかと訊ねられては多少お答えに苦しみますが、しかし私にはただ一つ、よい方法があるのでございます」