Classici giapponesi con furigana
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate
二八余りの美少年
「これはこれは五右衛門殿、拙者を見忘れはなさるまいがの?」
「これはこれは右門殿か、女来也殿もご一緒か。逢ったはタッタ昨夜のこと」連れの侍を振り返り、
「権六どうじゃ、偉い所で、偉い人達に邂逅ったな」
すると権六は頬をふくらせ、山尾の顔をジロジロ見たが、恐ろしそうに横を向いた。
二八余りの美少年
主人の若衆は一座の様子を面白そうに見ていたが、この時カラカラと笑い出した。
「どうやら訳のあるらしい一座の様子でござりますな」ちょっと真面目の顔をして、「しかしここは拙者の館。恩讐ある者の集まりにもせよ、今宵ばかりは闘争刃傷一切無用に致されよ」
一同は軽く頷いたが、
「その儀は承知しておりまする」と常陸介が代わって挨拶をした。
「ここに一言ご主人にお尋ねいたしたいことがござります」
こう云ったのは右門である。
「それは何事でござるかな?」
「他のことでもござりませぬが、ご主人のご様子を見申したところ、いまだご若年の前髪立ち、それにも似合わず万事につけて、寸分隙のないお振る舞い、誠にお慕わしく存じまするがそもそもいかなるご身分のお方か、是非お伺い致したく、右門お願い申し上げまする」