Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate

Aozora Bunko

年月狙う父の仇

年月狙う父の仇

「貴殿が有名な武兵衛殿か。意外の所で意外の対面。高名のお方と巡り逢い身の面目に存じ申す。某は信州上田の産、東条数馬と申す郷士。御身は苗木の花村様の、厚い知遇を受けられて、その城中におられた筈。しかるに只今お見受け申すに、どうやらそうとも思われぬご様子。いずれこれには仔細もござろう。お差し支えなくばそれらの大体お明しくださらばはなはだ光栄」

「おおその事でございますか。いかにもあなた様のおっしゃる通り、つい一昨日までは苗木城の客分の身分でございましたなれど、仔細あって城を出たからは元通りの雲助にござります」

「してまたお城を出られた仔細は?」

「さようお城から出た理由は、ご城主様の厚い好意でこの不束な私奴を、ご城中にても誉れの高い浪人組のその中へお加えくださろうと仰せられた時、やはり同じ浪人組の玄斎坊主之助と申す者が一人反対致しましたのを、うるさい事と短気を起こしてそのまま立ち去り申したまで」

「それはいかにも残念千万。ご胸中お察し申し上げる。してその玄斎坊主之助とはいかな人物にござりまするな?」

「大酒呑みの喧嘩買い、年は何んでも四十四、五。