Classici giapponesi con furigana
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate
妖精の踊り
そこが敵の棲家でござるよ。すなわちそこには不死身の怪物、才蔵と宣る十八、九歳の狼使いがおるのでござる。そうして二種の宝物をつまり守護しているのでござるよ」
「何、其奴も不死身でござるとな。いやこれは面白い。どれそれではすぐに参って一勝負致すと致そうか」
人丸左陣は若いだけに、いくらか心が逸るのであった。
「おおそれではおいでなさるか。よろしい某案内致す」
ツと天丸は立ち上がる。
二人は谷川の岸に沿い上流の方へ歩いて行った。
後はしんと静かである。
妖精の踊り
人丸左陣、天丸左陣――二人の武士の立ち去った後は、白山山中瑠璃ヶ岳の森々と深い谷底は再び無人の境となり、鬼王丸の本身たる数千歳を経た楠の木は谷の諸木の王のようにいかにも厳かに立っている。
「オーイ!」
と突然森の中から異様な呼び声が聞こえて来た。
「ホーイ!」と答える声がする。やはり森の中からである。
「帰って来たそうだよ、帰って来たそうだよ!」
「お目にかかろうよ、お目にかかろうよ!」
「みんな来いみんな来い女も男も!」
「アッハッハッハッ」
「ヒッヒッヒッヒッ」
「馬も連れて来い、馬も連れて来い!」
「ヒーン」