Classici giapponesi con furigana
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate
金剛孔雀経
「態ア見やがれ、死るがいいや!」
才蔵は憎さげに罵ったが、見れば若者は地面へ転ぶとそのまま巨大な松の樹となった。
「ははア、松の樹の精だったか」
呟く間もなくその松の木はゴロリと一つ横にころげたが忽然以前の若者となってまたノコノコ這い上がって来る。
「おやおやこいつはやり切れないな」
金剛孔雀経
驚くところへ顔を出したのは、岩のように堅そうな五体を持った五十年輩の大男。
「エイ!」
と丸太で肩をどやす。
ゴロリと地上へ転がったのを見ると、苔の生した岩であった。
「おやおやこいつは岩の精か」
するとまたそれがムックリと起きる。と、もう以前の五十男である。
白髪を乱した老人が両手の指を鉤のように曲げて才蔵目掛けて飛び付いて来た。
足を上げてポカリと蹴る。ゴロゴロと落ちるとこれが白樺。
「ナールほど、うまく考えやがった。白樺の幹は白いからな。それで白髪の老人か。まるでこいつは当て物だわえ」
才蔵はすっかり悦に入った。
その時ムラムラと前後左右から四人の壮漢が駈け寄って来た。
「さあ大変!」と霧隠才蔵丸太をグイと延ばしたまま、力委かせにブン廻わした。バラバラと四人とも転がり落ちる。