Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate

Aozora Bunko

「賛成」「不賛成」

死ぬまでがなかなか大変だ。謀反が起こるに違えねえ。革命が起こるに違えねえ。どいつが真っ先に謀反するか? 云うまでもねえ奴隷族だ。こいつらはむやみに食いたがり、食うことばかりを楽しみにしている。動物に近い奴らだからな。食えねえとなると謀反するよ。その次にやり出すのは庶民族だ。こいつらには財産がねえ。あるものと云えば反逆性ばかりだ。この二族が同盟する。獣人族へよしみを通ずる。内から城門をおっ開らく。僧族、貴族、主族の手合いを、鶏のように潰してしまう。麗人国は寂滅だ。……よろしい戦争はひらくがいい。だがその前に考えてくれ。どこから兵糧を持って来るかとな。……俺らはこういう意味において、戦争するのは反対だ」

グルリと四方を見廻わしてから、米主はドッシリと席に着いた。

「賛成!」「不賛成!」「賛成!」「不賛成!」

またもこれが繰り返された。

こういう混乱の真っ只中へはいって来たのが大物主であった。

陰々たる鐘の音

場内は一時に寂然とした。さすがは城主の威厳であった。

「会議の結果はどうなったな?」

大物主はやがて云った。

と、恭しく進み出たのは、彼の老人の山津主であった。