Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate

Aozora Bunko

「別に申すこともございません。同じお方に捉らえられ二度まで生き恥を晒す上は、私の運もこれまでじゃ、さあスッパリとこの首をお切りなすってくだせえまし」

「ほほう、立派な覚悟じゃの、それではどうでもその方は、正業に付こうとは思わぬのか?」

「泥棒を止めるつもりなら、とうに止めておりやすよ。生れ付いたる手長猿、この世に生きている限りは、たとえ両手を切られたって、口で喰わえて盗んで見せやす」

「その口さえも八つ裂きに、逆さ磔刑、轆轤引き、燔刑、梟首、承知の上でか?」

「たとえ牛裂きにされようとも」

「まして炮烙の刑なんど……」

「釜煎りさえも恐れぬ身じゃ!」

「ウム」と五右衛門は膝を打った。

「それほど度胸のある奴なら、俺の手下にしてくれよう!」

「え」と権六は顔を上げた。「それじゃやっぱりお前さんも……」

「目差すところは大きいが……」

「泥棒様でございましたかな!」

「天下を狙う大盗人よ!」五右衛門はニタリと笑ったが、「俺の手下になるからにゃ、してならねえ事が三ツある。決して女子を犯さぬ事。弱い者虐めをしないこと。むやみと人を殺さぬ事。いいか権六解ったか?」

「スッパリと胸に落ちやした。