Classici giapponesi con furigana
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate
それとも知らず先刻から無礼のことばかり申し上げ、誠にもって恐縮千万、なにとぞお許しくださいますよう。常陸お詫びを申し上げます」
その尾について山尾までが、
「さような尊いお方様とは夢にも知らず先ほどから失礼ばかり申し上げ、ほんとにお恥ずかしゅう存じます。どうぞお許し遊ばしますよう山尾お詫びを申し上げます」
すると武兵衛は驚き周章てて絵馬堂から大地へ飛び下りたが、これもそのまま平伏して、
「何をお武家様とお嬢様、滅相もないことおっしゃいます。なんで私がそのような偉い人間でございますものか。私はただの雲助で、決してお武家様やお嬢様にそのように拝まれたり辞儀されたり平伏されたりするような立派な人間ではございません。どうぞお手を上げくだされまし」と、大汗流して云い訳をする。
しかし常陸もまた山尾もそれを信じようとはしなかった。
そして常陸は熱した口調で、かつて西小寺の境内で三匹の狐が武兵衛のことを恐れていたということと、現在中津川の住民が不思議な熱病に取り付かれ、頻々と死ぬということと、この熱病を追い払うものは武兵衛以外にないということを一生懸命に語った上、どうぞ我々を助けると思って、苗木の城内へ参られるように、霊妙の力を現わして病魔を追い払いくださるようにと、熱心をこめて頼むのであった。