Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate

Aozora Bunko

「手証を見たという訳ではなく、はっきりした事は云われないが、俺には怪しく思われての」

「証拠もないのに難癖付け、事もあろうに謀反人とは、もう勘弁は出来ないぞ!」

「こりゃ面白い、どうする気だ!」

「投げ剣の手並み見せてくれよう!」

云うなりバラバラと二間あまり紋十郎は飛び離れたが、いつも放さぬ短剣をキラリと懐中から抜き出した。

「そっちが手並みの投げ剣ならこっちは手練の受け剣じゃ! いつもは舞台の板の上で見物相手に演じた芸当! それじゃ今夜は真剣で生死知らずに闘おうかい!」

右衛門はカラカラと笑ったが、得物を持たず右の手をパッと頭上へ振り上げた。

月光に照らされ落花を浴び、仁王のような大男が、竜虎のように左右に分かれまさに血の雨を降らそうとした時、絹を裂くような女の声が遥か彼方から聞こえて来た。

「兄様!」とその声は呼ぶのであった。紋十郎はハッとして握った剣をだらりと下げ思わず耳を傾けたが、おりから月影雲に閉ざされ小暗くなったを幸いに飛鳥のように身を反しそのまま姿を眩ませた。

「何んの事じゃい」と呟いて右衛門は動こうともしないのであった。

弾正太夫の風

「兄様!」