Classici giapponesi con furigana
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate
「おおそれまでによく申したぞ! 改心なさば助けんものと理を尽くして訓すといえど益※(二の字点、1-2-22)修羅の怨念を燃やし悪鬼羅刹の毒舌を揮い、この世を穢すというからには、もはや微塵も情はいらぬ! この上もなき武士の恥辱の縛り首に致してくりょうわ!」
叫ぶと同時にオースチン師は法衣の袖を捲くり上げた。
「殺人剣、活人剣、剣に二種の差別がある。この剣は、活人剣じゃ! すなわち一人の悪人を斬り蒼生百万を助くる剣じゃ! 神よイエスよ我が所行を慈悲の眼をもて見守らせ給え!」
颯と閃めいた時ならぬ虹、地に落ちる如く落ち下ったのは鬼王丸の頸の上、
「ワッハッハッハッ」
とその刹那鬼王丸は哄笑した。首は胴から落ちもせずそのまま着いているのであった。
「この鬼王丸容易には死なぬ! さ、殺せ! 首を打てよ!」
「エイ!」
と再び掛け声あって、老師の剣は切り下ろされたが、とたんに振った丈余の白髪グルグルと剣に捲きついたためか掠り傷さえ付かないらしい。
「ワッハッハッハッ」
と皮肉の哄笑がまたも鬼王丸の口から出た。
「何んと売僧驚いたか! この鬼王丸不死身じゃぞよ!」
「黙れ!」