Classici giapponesi con furigana
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate
とにかく体を大事にかけ一日も早く恢復し元の体にならねばならぬ。介抱の役は芳江殿。しっかり看護お願い申す」
昨晩からの働きで誰も彼も綿のように疲労れていた。で、四人は打ち揃って何より先に眠ることにした。
眼をさましたのはその日の宵で、朝から昼をぶっ通して正体もなく眠ったのである。
この時、冠者の使い番でもあろうか、一人の武士がやって来たが慇懃に敷居際へ手をつかえ、
「おおお眼覚めにござりまするか、もしお差支えござりませねば石川五右衛門御意得たい故お尋ね致して参れとの命令け、いかが取り計らい申しましょうや?」
「さようでござるかな、一向構わぬ。いつでもお尋ねくださるよう」
「は」と云うと一礼し使者はそのまま引き返した。
「いやどうも礼儀の正しいことじゃ。よほど訓練が行き届いている」
オースチン老師は酷く感心して感嘆の言葉さえ洩らしたものである。
と、廻廊に足音がして、それが次第に近寄ると、石川五右衛門がヌッと現われた。彼の背後には縄付きが五人ズラリと廊下に跪いている。昨日まで武威を誇っていた鬼王丸と四天王とがいわゆる珠数繋ぎに繋がれて悄然と跪いているのである。