일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むすめえんじゅつし

娘煙術師

国枝 史郎

国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면

아오조라 문고

「主として体躯にござります」――いよいよ兵馬は笑い声でいう。

「あの女は美しゅうございますので」

「ほほう」と美作にはわかったようであった。「そちはあの女を好いていると見える」

「いえ私は憎んでおります」兵馬は美作をさえぎるようにしたが、「とはいえあの女が美人であると、そういう点につきましては、なんの異存もござりませぬ」

「さようか。……しかし、……どうしようというのか?」

「あの女を私ひっ捕えまして、その美しさを味わいます。と、そのことは私にとりましては二重の得となりましょう。……一つは復讐となりまするし、一つは享楽になりますので」

「凄いの」と美作は驚いたようにいったが、「その凄さが俺には好きだよ。よしよしお粂というあの女のことは、いっさいそのほうにまかせることにしよう。素性も聞かないことにしよう。……それにしても火の手はまだ上がらぬかな」

ふと立ち止まって北条美作は両国の方面と思われるほうへ、覆面頭巾の顔を向けた。空には真珠色の月の光が、海原の潮を想わせるように、茫々として満ちている。込み入った都会の建物は、あるいは高くあるいは低く、あるいは尖りあるいは扁平に、その空の下からささえている。