일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むすめえんじゅつし

娘煙術師

国枝 史郎

国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면

아오조라 문고

棄てられた二品

もはや君江を追って行こうともせずに門へ背中をあてたままで抱き膝をしてかがみ込んだ。

「それにしても君江さまはどうしたものか?」

そう思った嘉門を笑うかのように、横町らしいところから……里の土産に何もろた……

子守唄の声が聞こえて来た。

「不意に消えたと思ったのにそれでは横町へまがったのか」いよいよ嘉門は鼻白んだらしい、自分を嘲笑けるようにつぶやいたが、「どうでも返さなければいけないのだがナア……といって追っかけるには疲れすぎた……厄介なのは巻き奉書さ……迷惑なのは綴じ紙さ……眠い……と」しかし嘉門はいった、「眠い――とはいえ返さなければならない」

「鉦に太鼓に……笙の笛」君江の唄う子守唄がまた遠々しく聞こえて来たが、まもなく消え、聞こえなくなった、遠くへ行ってしまったからであろう。でこの境地はひっそりとなって神田川の水音と水鳥でもあろうその川の中で羽搏く音が眠い嘉門の眼を誘うてさらさらと聞こえ、はたはたと響いた、大門の鋲が光っていてその下に膝を抱いてうずくまって、顔を膝頭におしあてて眠りにはいっている、嘉門の全身も明るすぎるほどに明るんで見えた。なんのさえぎるものもなく月が差し込んでいるからであった。