일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

むすめえんじゅつし

娘煙術師

国枝 史郎

国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면

아오조라 문고

黙々として歩いて行く。と、不意に美作はいった。「嘉門は悶えているであろうな?」

「酒びたりとなって、不平不満をいいつづけて、悶えているそうにござります。……今日も朝から酔いしれまして、フラフラとなんのあてもなく、外出しましたそうにござります。暁方に帰宅をいたしましたり、二日も三日も家を外に、泊まってまいることもありますそうで」

しかし兵馬はこういって来て、急に口をつぐんでしまった。というのは肝腎の北条美作が、兵馬の言葉を聞こうともせずに、上の空でいるように見えたからである。が、必ずしも北条美作は、上の空で歩いているのではなかった。突然このようにいったのであるから。

「左近将監武元様には、最近にとりわけご寵愛であった、年若い側室を失われたはずだ。……お菊という娘がそれほどにも……」

「は?」と兵馬は迎えるようにいった。「奪い取りまして左近将監様へ……」

「さようさ」と美作は思案しいしいいったが、「そちに依頼をするかもしれない」

「いと易いことにござります」

こうして互いに話しながら、佐久間町の町の入り口まで、美作と兵馬とが歩いて来た時に、一つの事件が行なわれた。