후리가나로 읽는 일본 고전
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むすめえんじゅつし
娘煙術師
国枝 史郎
国枝 史郎의 娘煙術師(むすめえんじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 267,766자 · 530화면
「わしにしてからが討ってあげたい」
「京丸へお呼び寄せなさいましてから、園子様のお心を伺って、敵の素性を突き止めて、兄上がお助太刀なさいまして、敵討ちをおさせなさりませ」
「そうさ、わしもそう思っている」
兄妹が歩みを運びながら、話し合っている話といえば、おおよそこのようなものであった。
京丸での仕事のだいたいの形が、この初夏までにでき上がったので、紋也にとっては許婚の青地園子を京丸へ呼び寄せ、安全に保護を加えようと、二人が迎えに行くところなのであった。
「お粂様、お可哀そうでございますな」
悪戯ッ子らしいからかい声で、ややあって鈴江が紋也へいった。
「なぜな?」と紋也は訊き返した。
「元気よく江戸へ旅立たれたではないか」
「お許婚の園子様を、京丸へお迎え取りなされようと、兄上がおいいだしなされた日に、不意にお粂様にはさびしそうになされて『私は江戸表へ参ります。そうして江戸の同志の方々と、江戸で仕事をいたします』と、このようにいわれて金兵衛殿と、京丸を出られたではございませぬか」
「江戸で働くのも大いによろしい」
「それにしてもにわかにあのように。……」
「まあまあそれはいわないほうがよかろう」