轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
たいらのまさかど
平の将門
吉川 英治
「小説公園」六興出版社、1950(昭和25)年新春号~1952(昭和27)年2月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 232,193 字 · 463 页
だが、道風は、書家である。筆硯のそばに、いつも独自の天地を楽しんでいるふうだ。しかし、この老書家は、行儀がわるく、夏など、冠だけはかぶっているが、羅の直衣の袖などたくしあげて、話に興ずると、すぐ立て膝になり、毛ぶかい脛や腕をムキ出しに談じるのである。
はなし好きで、文学のことになると、すぐ熱しるが、より以上、夢中になるのは、時憤であった。時局や政治について、どこから聞くのか、なかなか事情通である。そして、結論は、いつも、「閥族政治は、不可ん」――である。それから、また、
「君側を、清新にしなければだめだ。もう小手先の、小政策では、どうにもならない。藤原氏が政権を離さないうちは、それも見込みはない。……が、いまに見て居給え。こんなことを、やっているうちに、何が、起るかしれんよ。天を畏れざるも甚だしい。民は、ウジ虫じゃない、人間だからね。この人間が、地の底に、怨みをふくむこと久しいと、やがて、地熱になり、地殻が、揺れ出すよ。地震だな、大地震がやってくる。――道真の死を、怨霊とふるえ上がったくせに、まだ、性コリもなく、政権にしがみついている。こんどは、何が襲ってくるか分らん。