轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
吉川英治『三国志(三)』。同一底本的分册已合并为一书。收入:三国志、三国志。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 312,452 字 · 628 页
面に水をそそぎかけて、もっと打て、もっと打て」と、励ました。
満水をかぶると、吉平はまた息を吹きかえした。同時に、その凄い顔を振りながら、
「ああ、わしはたッた一つ過った。――汝にむかって情を説くなど、木に魚を求めるよりも愚かなことだった。汝の悪は、王莽に超え、汝の姦佞なことは、董卓以上だ。いまに見よ。天下ことごとく汝をころして、その肉を啖わんと願うであろう」
「いうてよいことはいわず、いえばいうほど苦しむことをまだ吐くか」
曹操は、沓をあげて、彼の横顔を蹴った。吉平は大きなうめき声をだして絶え入った。
「殺すな。水をのませろ」
酒宴の客はみなこそこそと堂の四方から逃げだしていた。
王子服達の四人も、すきを見てぱっと扉のそばまで逃げかけたが、
「あ、君達四人は、しばらく待ちたまえ」
と、曹操の指が、するどく指して、その眼は、人の肺腑をさした。
王子服達のうしろには、すでに大勢の武士が墻をつくっていた。曹操は冷ややかに笑いながら四人の前へ近づいてきた。
「各※(二の字点、1-2-22)には、そう急ぐにもあたるまい。これから席をかえて、ごく小人数で夜宴を催そう。