Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Lesen Sie 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) von 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 128.862 Zeichen · 251 Bildschirme
はずいぶん調法した。月にすすきの花山車なども大小いろいろ。おもちゃ屋の店も全く変ってしまったが、今となってそれら幼稚の玩具を見ると、何がなしに微笑まるるも妙。
なかんずく欲しがったのは厚いかね胴の独楽、もちろんあぶない代物だから、ねだっても買ってはくれず、薄い奴では幅が利かず、子供心にやきもきした。その代りに、鉄の輪回しや剣玉は流行と同時にさっそくお仲間いり、剣の方へ玉を載せるのはちょっと手練を要するので、通学の途中にも歩きながら一心不乱、だが、これらの流行も束の間、そのうち石蹴りやまり投げに移って、追い追い新式の遊戯に逐われ、以上の玩具もすべてブリキやゴム、セルロイドの製品といれ代った。
二十年頃ゴムの弾力で飛ぶ紙製の蝶々ができて、上野山下あたりの往来で売ったが、よく飛ぶので全く飛ぶように売れた。続いて紙風船、これも当時の名物であった。縁日のおもちゃ屋では「器械の亀の子」、これは小さい硝子箱の中へ紙製の亀の子、箱を動かすと亀の首や手足がブルブル動く粗末なものだが大流行、親も子もこんな程度でにこにこしたのは全くのんびり。
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