Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

めいじせそうひゃくわ

明治世相百話

山本 笑月

Lesen Sie 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) von 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 128.862 Zeichen · 251 Bildschirme

Aozora Bunko

諸商売の定式看板

この時だ、私は本当にひやりとして大谷曹長の顔を見た。呑気な気球は翌朝、板橋の田圃の中へ無事着陸。

諸商売の定式看板

古風な店構えにピッタリと

紺の暖簾に金看板、老舗を誇る店構えも明治時代には相当残っていたが、そのほか商売によって一定の看板、数代連綿とそれを掲げて一目瞭然、しかも古風で面白いものであったが、時代には敵し難く、ペンキ塗りの新看板が十五、六年頃から盛んに用いられて、新店の殖えると共に老舗の貫録も追い追い目立たず。

八百八町ザラにあった商売の定式看板では、砂糖屋が砂糖袋の形、足袋屋が足袋だか手甲だかの裁型、それに屋号を大文字、掛物と称する砂糖製の菓子店は大きな金米糖の形、いずれも屋根付きで店頭高く掲げられ、糸屋は生麻の長いバレン、桐油屋は合羽を畳んだような形の細長い看板、両替屋は分銅形へ両替の二字、箔屋は黒塗りへ金ぱく型を二枚並べ、真中へ「金銀箔」、これらは今でも後生大事に伝えている。

薬屋は自店特製の薬名を現わした金看板、呉服屋、大書店、葉茶屋、筆墨問屋などは一枚板の彫看板、菓子屋、小間物屋なども古い看板が自慢の一つで、これが土蔵造りや格子戸の店構えにピッタリ、新しい看板の文字は明治の書家では可亭、春洞、半嶺、晩稼、一六、鳴鶴等一流の諸先生が達筆を揮ったものだが、一時は守田宝丹のひねくれた書法が奇抜