Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Lesen Sie 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) von 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 128.862 Zeichen · 251 Bildschirme
物売り姿のいろいろ
危険性といえば、かね胴のあて独楽、これなどもよく怪我をした。独楽の胴へ分厚の鉄輪をはめた奴、力まかせに相手の独楽へぶつけ、一方がけし飛んで、自分のは勢いよく回っているという興味満点。しかしこれらの危険遊戯も明治の中頃から追い追い新式の遊びといれ代って、ぼつぼつ消滅、おかげで親たちもお灸の世話がなくなった。
物売り姿のいろいろ
明治初年の街頭珍風景
下町の子供を喜ばしたあめ屋しん粉屋さえ、今はほとんど見かけない。まして疾くのむかし影をひそめた明治初年の物売り姿、多少お話になりそうなのを二、三。
まず十二、三年頃に現われた豊年踊、売り物はうまくもない普通のおこし、ところが風俗と珍妙な唄が利いて大評判。おこしを半台にいれ、茜木綿の切をかけて頭に載せ、近在のせなあ然たる若いのが派手な衣装にしなを作り「豊年じゃ豊年じゃ」と踊る。唄は簡単で「いっちくたっちくたアえもさん」という文句が耳に残る。ずいぶん嫌味な代物、これが後によかよかあめ屋と入れ替ったが、これは一層きざなもの。
続いてそのころ大阪から来た千金丹、真夏の街頭をわが物顔に闊歩して、声高々と薬の宣伝。千金丹と書いた白金巾の洋傘と角形の手提カバン、身装は書生の白シャツ白股引、縮の単衣の尻っぱしょりで二人連れ、往来の右と左を流しながら、「本家は大坂安土町」