Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Lesen Sie 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) von 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 128.862 Zeichen · 251 Bildschirme
バーの元祖函館屋
しかし十五銭に釣られてはいると、大抵は三枚一組五十銭以上の普通写真に振り替えられて客は不承不承。
さすがに商売、田舎者よりは東京の客にそれぞれお馴染もできて、二十五、六年頃には市中の写真師も殖えたが、観音様参詣のついでに子供でも撮そうと家族連れの上種もついて、これらの写真業も公園名物の一つに数えられ、それ相当の繁昌は見せたものの、追い追い優秀の企業も多くなり、同時に公園遊楽の人種も変って、時勢の淘汰は免れがたく、江崎ほか数軒の大店を残して他はちりぢり。
バーの元祖函館屋
並びにカフエー喫茶店のこと
カフエーやバーの進出は凄いものだが、その元祖ともいうべきは明治の初年開業した銀座の函館屋、これが店頭で洋酒を飲ませるスタンドの始め、銀座といっても尾張町の西側、三間間口の店に細長いスタンド、左右の棚には奥までいっぱいの洋酒の瓶、それも舶来の上等ばかり、まず高級のバーであった。
主人は私の見た三十年頃にはすでに六十前後、でっぷり肥った立派な老人、いつもチョッキ一枚で店頭に働く頑健ぶり、客はことごとく当時のインテリで、多くはヒゲのある洋服連中、抱え車を表に止めてドアもない明け放しの店内のイスに腰をすえる。