Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

めいじせそうひゃくわ

明治世相百話

山本 笑月

Lesen Sie 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) von 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 128.862 Zeichen · 251 Bildschirme

Aozora Bunko

隈侯壇上の忘れ物

これら微細の傑作をだした一方に、それとは反対の素敵な大人形五個を作った。義経、弁慶、常盤、静御前ほか一体で、高さおのおの一丈四、五尺、首だけが四尺以上、ことごとく木彫の着色、衣裳は織物で生人形式ではあるが遥かに芸術的のもの、これはある人の手で浅草公園で一般に観覧せしめた。以上は鬼斎氏の余技として今は知る人も稀である。

隈侯壇上の忘れ物

「ちょっとだよ」が正味一時間の雄弁

故大隈重信侯の雄弁は天下一品、明治四十三年、上野の精養軒に三都美術家懇親会があって大隈侯の臨席、私は幹事の一人として、別室に案内したが、一同の希望により侯になにか一言お話をと乞うた。「きょうはそんな約束ではない」と苦い顔、そこを押してお願いすると、ついに渋々「ではちょっとだよ」とやがて会場へ臨む。

会場には土方伯はじめ美術関係のお歴々二百名、久松家従に扶けられて壇上に立った大隈老侯、「美術のことは門外漢だが」と断わって一言挨拶のはずがまずギリシャ文明から説き出だす、おやおやと思っていると、西欧の古代文化、インドの仏教美術と進み、ひいてシナにいり日本に及ぶ変遷の跡、仏像書画工芸にわたって正味たっぷり一冊の美術東漸史、これが約一時間、少しのよどみなくとうとうと述べさって専門のお歴々一同あっとばかり、いまさら老侯の博聞強記に驚く一同を後に「まだ