Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Lesen Sie 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) von 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 128.862 Zeichen · 251 Bildschirme
昔なつかし物見遊山
彫刻の元老高村光雲翁も、同じく十二支の浮彫丸額を年々製作、これを石膏に移して知人へ頒ったが、複製ながら老巧の技を窺うに足る立派な作品。ともかくも毎年よく続けたもので、名人肌の道楽気がなくては出来ぬ芸だ。
昔なつかし物見遊山
朝顔、菊人形、料理店など
花時以外の物見遊山、春は亀戸の梅、天神の藤、四つ目の牡丹、夏は入谷の朝顔、堀切の菖蒲、不忍の蓮、大久保の躑躅、秋は団子坂の菊、滝野川の紅葉、百花園の秋草、冬は枯野に雪見、その中で入谷と団子坂は特別の人出であった。
入谷の朝顔は居着きの花戸丸新、入十、入竹、横山を始め臨時出店とも十軒ばかり、ほの暗い午前二、三時頃からぞろぞろと押しかけ、五、六時頃には押し返されぬ混雑。紅紫とりどりの花の色は全く目の覚める美しさ、ほかに一斗入りの大瓢箪や朝顔人形の見世物もできて大繁昌。そのうち追い追い近所が開けて、肝腎の朝顔を仕立てる入谷田圃の溝土も取れなくなり、ついに明治の末年を最後にぽつぽつ廃業、丸新も今の池ノ端へ移った。
団子坂はさらに輪をかけての賑わい、坂の両側に植梅、種半、植浅、薫風園その他で十二、三軒、中にも常小屋の種半、植梅などもっとも大がかりで、一方が文覚荒行、大輪白菊で七、八間の大滝を見せれば、一方は「先代萩」