Classici giapponesi con furigana
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate
眼小さく、瞳輝き、鼻大きく、唇薄く、満面紅く童子を想わせ、全身肉落ち涸れてはいるが、かえって健康を感じさせる。年齢積もって百八十歳。しかも衰えはどこにも見えぬ。
これぞ当城、岩石ヶ城を、固く守って揺るがさず、四方の国持ち領主どもより、鬼畜のように憚られている武者所鬼王丸! 御嶽冠者の義兄弟、石川五右衛門の兄分であった。
「こりゃ白虎よ! いや太郎よ! いま一度申して見よ! なになに、日頃求めに求め、獲よう獲ようと望んでいたオースチン師を捉えたとな※(感嘆符疑問符、1-8-78) それは誠か? いや真実か※(感嘆符疑問符、1-8-78) こりゃもう一度申して見よ!」
「真実も真実、誠も誠、確かに捉えましてござります!」
「おお誠に真実とか? してどの部屋へ通したぞ?」
「は、やっぱり旅人蔵へ」
「えい、白痴めが、とく参って、鄭重に詫び言致した上、御嶽冠者殿参った時のみ使用致す『鳳凰の間』へ謹しんでお移し申すがよいわ!」
鬼王丸は怒鳴り付けた。
四四本丸
粗末で厳重の旅人蔵から優美を極めた鳳凰の間へ、さも恭しく移されて、オースチン師初め芳江も市之丞も、益※(二の字点、1-2-22)胆を奪われた。